見てはいけないが見てしまう「ナポレオン・ダイナマイト」

「ナポレオン・ダイナマイト」(バス男)(2004年)
監督:ジャレッド・ヘス
脚本:ジャレッド・ヘス
ジェルーシャ・ヘス
出演:ジョン・ヘダー
アーロン・ルーエル
ジョン・グリース
エフレン・ラミレッツ
ティナ・マジョリーノ
音楽:ジョン・スウィハート

さて、本日紹介いたしますのはコメディ映画「ナポレオン・ダイナマイト」です。しかし、どちらかというと「<font color=”#FF0000″><font size=”4″>バス男</font></font>」の題名の方が有名ではないでしょうか?まあ、これは社会現象を巻き起こした例の「電車男」にあやかったもので、その後カタカナ表記の「ナポレオン・ダイナマイト」に改題されたものですね。

○あらすじ
アイダホ州の辺鄙な田舎町に住み、引きこもりの兄キップやオフロードバイクが趣味の祖母と3人暮らしのナポレオンは、見るからに冴えない高校生。自家用車もないため、小学生が主な乗客であるスクールバスで高校へ通っては、変わり者としていつも周囲に馬鹿にされ、いじめられている。
ところが、祖母は砂漠でバイク事故に遭って入院し、かつてアメフトでレギュラーに選ばれず未だに未練がましく燻り続けている叔父のリコが、保護者代わりとして家にやってくる。また、学校では冴えない変わり者のデビーやメキシコ系移民の転校生ペドロが、ナポレオンと友達になる。すると、ペドロが「生徒会長選挙に立候補したい」と言い出す。ナポレオンとデビーは、なんとかペドロを当選させようと奔走する。
(Wikipediaより:http://ja.wikipedia.org/wiki/ナポレオン・ダイナマイト)

○脚本構成
1 オープニング・イメージ
・学食の映像、文房具→学園ものの提示

2 テーマの提示

3 セットアップ
・スクールバスに乗り込むナポレオン→紐でつないだフィギアを車外に下ろす
・朝のスピーチで話すナポレオン
・一人遊具で遊ぶナポレオン
・サマーのボーイフレンドに夏休みのことを話すナポレオン
・ロッカーの前でヘッドロックをうけるナポレオン
・気分が悪くなり家に電話をかけるナポレオン

4 きっかけ
・転校生ペドロにロッカーの場所を教えるナポレオン

5 悩みのとき
・ペドロの自転車を見せてもらうナポレオン
・自宅に戻る→友達の家に泊まりに行くおばあちゃん
チャットに夢中の兄キップ

6 第1ターニング・ポイント
・ナポレオンの家に写真などを売り込みに来るデビー

8 お楽しみ
・格闘家の教室へ向かうナポレオンとキップ
・銃の不発を疑って、牛を射殺してしまうライル
・音楽にのって手話に興じるナポレオン
・ダンスパーティーに誘う女の子について語るナポレオンとペドロ
・学食で語るナポレオンとペドロ

7 サブプロット
・デビーに話しかけるナポレオン→荷物を渡すナポレオン

8 お楽しみ
・ペドロにもらったポテトを授業中に食べるナポレオン
・帰宅し、ペットに餌をやるナポレオン
・骨折したおばあちゃんから連絡を受け、ナポレオンの自宅にやってくるリコおじさん
・リコのアメフトのビデオをみる3人
・お互いの女性関係について語り合うキップとリコ
・サマーをダンスに誘うナポレオンとペドロ
・時間旅行について語り合うキップとリコ
・サマーからNOの返事を受け取るナポレオン
・ライガーを描いているナポレオンと話すデビー
・セールスについて話し合うキップとリコ
・ペドロ宅に電話するナポレオン
・ボウリング場でセールスについて話し合うキップとリコ
→デビーにライセンス用の写真を撮ってもらうキップとリコ
・昼食をとるナポレオンとペドロ→サマーからのNOの返事を伝えるナポレオン
→デビーも誘ったことを伝えるペドロ→YESの返事を持ってくるデビー
→トリシャ宛てに似顔絵を描くナポレオン
・24ピースのボウルのセールスを行うリコ
→セールスに失敗するキップ
・トリシャ宅に似顔絵をもってくるナポレオン→トリシャ宅にてセールスを行っているリコ
・自宅に戻りリコのことを詰問するナポレオン→帰宅するリコ→キップとリコはそれぞれ金を稼いでいることを知るナポレオン
・似顔絵を受け取るトリシャ→ナポレオンとダンスに行くよう母親から諭されるトリシャ
・養鶏場で6ドル稼ぐナポレオン

9 ミッドポイント
・トリシャからダンスに行くと電話をもらうナポレオン
・スーツを買いに行くナポレオン
・トリシャを迎えに行くためにリコの車に乗せていってもらうナポレオン
→商談が遅いので、徒歩で迎えに行くナポレオン
→ペドロのいとこに出会い、車に同乗しトリシャを迎えに行くナポレオン
・ダンスパーティーに到着するナポレオンとトリシャ

10 迫り来る悪い奴ら

11 すべてを失って
・サマーと彼氏とともに場所を移すトリシャ
→ペドロとダニーに出会うナポレオン
→デビーと踊るナポレオン

12 心の暗闇

13 第2ターニング・ポイント
・生徒会長立候補受付のチラシを見るペドロ→立候補へ
ー?ー
・タイムマシンを試してみるナポレオン→インチキだと分かる
・買い物に行くリコとナポレオン
・牛乳の試飲コンテストに出るナポレオン
・選挙運動をするサマー→それに難癖をつけるナポレオン
・キップの彼女ラフォンダのことについて語り合うキップとリコ
・ペドロに家に選挙ポスターを持っていくナポレオン
→暑かったので髪の毛のせいと思い、頭をバリカンで刈り上げているペドロに出会う
→デビーのスタジオでかつらを選ぶナポレオンたち
・選挙運動を開始するナポレオンたち
→サマーの彼氏からかつ揚げを受ける生徒→ペドロならそれを防げるとナポレオン
→自転車を貸すよう強制される先ほどの生徒→ペドロのいとこたちがそれをやめさせる
・ラフォンダを迎えに行くキップ
・トリシャとサマーに出会い、バストアップのチラシを渡すリコ
→ロッカーにチラシを貼られるナポレオン
・ラフォンダとデートを楽しむキップ
・帰宅したリコの車にメロンを投げつけるナポレオン
・サマーの人形を木につるし棒で殴りつけるペドロ
・ダンスのレッスンビデオを購入するナポレオン→自室でレッスンするナポレオン
・サマーの人形の件を注意されるペドロ
・校長から注意を受けたペドロと話すデビー
・キップを待つラフォンダとリビングで出会うナポレオン→カセットテープを渡されるナポレオン
・デビーのスタジオでバストアップのチラシを渡すリコ
→デビーから怒りの電話を受けるナポレオン→リコに自宅を出ていくよう伝えるナポレオン
→ペドロに電話しデビーの件を伝えるナポレオン、演説について「夢はかなう」と伝えるよう諭すナポレオン
・格闘家の妻にバストアップのセールスをするリコ→旦那が帰宅し、ぼこぼこにされるリコ

14 フィナーレ(85~110)
・演説し、ハッピー手話クラブとともにショーを行うサマー
→ショーについてはじめて知るナポレオンとペドロ
・演説をするペドロ「僕が勝ったら、皆さんの夢はかなうでしょう」
→ラフォンダからもらったテープでダンスをするナポレオン→喝采を受けるナポレオン

15 ファイナル・イメージ(110)
・ラフォンダと旅立つペドロ
・帰宅したおばあちゃん
・一人車生活に戻るリコ→そこを訪れる女性
・当選を祝うペドロ
・デビーと遊具でプレイするナポレオン
ークレジット後ー
・キップとラフォンダの結婚式
→馬に乗って現れるナポレオン
→その馬に乗って旅立つキップとラフォンダ

ええ~っと、まあ結論から言ってしまうと「ダメ映画」です。

☆全米コメディフェスティバル最優秀作品賞
☆ゴールデンサテライトオリジナルスコア賞
☆MTVムービー・アワード2005作品賞

ご覧のように受賞歴も多数。小規模公開から口コミでヒット作となってました。
でもですね・・・

ご覧いただければお分かりのように、脚本がダメです。
テーマ<主題>がない・・・

話の筋的にはですね、ペドロに生徒会長を就任させるというところが肝な訳ですが、でもそれって<font color=”#FF0000″><font size=”4″>主人公ナポレオンの葛藤って、成長、変化ってどこ?</font></font>ってことですよ。観客をナポレオンに惹きつける要素・本筋がまったくない。だから、それを盛り上げる「10 迫り来る悪い奴ら」「12 心の暗闇」が抜け落ちてる。主人公の主体的アクションがないから、その成長を誘発する要素を盛り込む部分が全くないわけです。だから、正直映画を見ていてもどこで盛り上がれば良いのか、さっぱり分からない。クライマックスのダンスにしてもそうでしょう?そもそも、レッスンする理由が全く描かれてない。スーパーにあったから買ってきてレッスンしてる。でも、「なんで?」いきなりダンスのレッスンなわけ?必然性まったくないですね。
世間の評判がどうであれ、これは「ダメ映画」です。

ー正論ー

しかしですね~。アキト、<font color=”#FF0000″><font size=”4″>嫌いになれないの</font></font>。正直いって、コメディとしてもそんなにまで笑えないし、場当たり的な展開(すでに述べましたよね)だし、どこが面白いのか、どうもよく分からん・・・
でも、キャラクターがなんか、すんごく頭にこびりついて離れないの。映画自体の盛り上がりのなさも、なんか「ゆるい」感じで・・・心地よかったりする。
なんだろうね~、この感じ。あるんですよ、「出来が悪い」故に惹きつけられる、この「感じ」・・・

絶対にお勧めはしませんが・・・
でも、アキトは嫌いじゃないですよ(好きとも言えない(笑))。

なんか、よく分からん。素材も分からずに食わされて上手くも不味くもない不思議な食感です。

コメント

  1. seo fiverr より:

    Very nice post. I just stumbled upon your weblog and wished to say that I’ve truly enjoyed surfing around your blog posts. After all I’ll be subscribing to your rss feed and I hope you write again soon!

  2. Thank you for your article post.Really thank you! Awesome.

  3. Very neat article post. Will read on…

  4. Thanks a lot for the blog post. Great.

  5. I truly appreciate this post.Really thank you! Will read on…

  6. porno より:

    Im thankful for the blog article.Thanks Again. Really Cool.

  7. Really enjoyed this article post.Really looking forward to read more. Really Cool.

  8. Thanks again for the blog.Much thanks again. Awesome.

  9. Very good blog article.Much thanks again. Fantastic.

  10. masterbation より:

    Im obliged for the blog article.Really looking forward to read more. Cool.

  11. older porn より:

    Very neat article.Much thanks again. Great.

  12. I really enjoy the blog.Really thank you! Want more.

  13. Very neat article post.Thanks Again. Great.

  14. batsa より:

    I cannot thank you enough for the article post.Really thank you! Keep writing.

  15. “Right now it looks like WordPress is the top blogging platform available right now. (from what I’ve read) Is that what you’re using on your blog?”

  16. Awesome blog post.Much thanks again. Keep writing.

  17. 55prints より:

    I really liked your post.Really thank you! Want more.

  18. Really informative blog post.Thanks Again. Awesome.

  19. Im obliged for the post.Thanks Again. Really Great.

  20. Great blog.Really looking forward to read more. Awesome.

  21. mobile sex より:

    Thanks for sharing, this is a fantastic blog post.Much thanks again. Keep writing.

  22. Thanks-a-mundo for the blog.Really thank you! Keep writing.

  23. brainsmart より:

    Thanks a lot for the article.Thanks Again. Cool.

  24. eebest8 back より:

    “Way cool! Some extremely valid points! I appreciate you penning this post and also the rest of the website is also really good.”

  25. 通りすがり より:

    >「10 迫り来る悪い奴ら」「12 心の暗闇」が抜け落ちてる。

    そんなんつまらん。
    悪に勝ったり自己を克服したりするなんて、結局弱い人間の「まとも」への変化であり自己否定することになるじゃん。
    自己そのままを肯定していて、悪でもない人たちに勝つから面白いのに。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です